虚脱。

2004年2月18日
久方ぶりに水曜日が休みだったので。
睡眠時間の割には朝の目覚めもすっきりしてたので。
映画観に行って来ました。
「半落ち」と「ワラう伊右衛門」「タイムライン」「ラスト・サムライ」とどれにしようかどれも観たいよなと思いながら結局一番観たかった「第三部」を選択(え)。
平日なのに水曜日だからなのか場内満員。
最後列右端(しか開いてなかった)でゆっくり鑑賞。後ろを気にしなくていいのがありがたい。
「マスター・アンド・コマンダー」と「レジェンド・オフ・メキシコ」と「ホテルヴィーナス(うちの地区で公開するって! 映画館に立て看たってたよ姐さん! >微妙に私信)」が観たい。「トロイ」も観たい。

一代叙事詩です。
これぞエピックファンタジー。
やはりこれは大画面で観るべきです。そうですともええ。
私ゃほぼ全編涙目で鑑賞しました。
圧倒的な戦闘シーン。人が物の様に掴み飛ばされ潰され物凄く簡単に命を落としていく壮絶なその状況を観てるだけでも涙が。
死が待つのをわかっていてそれでも死地に赴く騎士達の姿とか。その信念だとか。騎士を鼓舞する統率力を持った王の姿だとか。

ヘルム峡谷、ミナス・ティリス、ミナス・モルグルの迫力を、圧倒的な存在力を是非あの大画面で観るべきです。あの全景を目の当たりにすると鳥肌立ちます。
とにかく観て下され。
いくら言葉を並べ立てた所で一瞬の映像の前には勝てないことがあり、ある時期文字に慣れ親しんだ立場としてはそれが口惜しいこともあるのですが映画として創られている以上目にする事が一番だと思うのです。

一番男前だなぁと思ったのはサムでした。物凄く心が強い。信じる心を支えるものってのは一体何処から出てくるんだろうか。
ガンダルフ…ここぞ!という見せ場はなかったような(残念)。寂しい。

十五年前か。いたいけ(笑)な中学生の心を当時鷲掴んだのはフロドでした(結構主人公に感情移入する)。
とことん「孤独」と「影」と「繊細」と「異質」というキーワードに心ひかれる腐れですが。
元々「指輪物語(邦題)」を手にするきっかけとなったのは中山星香さんという漫画家です(「空の迷宮」は物凄く好き。良かったら貸し出しします(笑)…誰に云ってるんだろう…)。ハヤカワ文庫の「アイルの書(でしたっけ)」シリーズの挿絵も描かれてて(それはもう何処を探しても2巻しか見つからなかったのですが)それを読んだのがきっかけですか。思えば(宿題もせずに睡眠時間も削って)一番本読んだのは中学の3年間でした。…今は?

「…終わっちゃった…」という寂寥感といいますか虚脱感が物凄く今は強いです。半日その余韻だけで過ごしてしまいました。
更にあの読後のほろ苦さを思い出してしまいました。
切ない。

大団円で全て素晴らしきハッピーエンドという訳ではなく。
それが切ない。

しかしピピンの歌は何だか涙出ますよ。
沁みる。

あー。行って良かった!

***

更に状況二転三転。
これはホントに畑の違う所に行くかな。
明日面接の筈(問い合わせした時此方の状況伝えると微妙な反応され…)の特養…どうしても仕事休めないし先方も時間融通は無理ってことで。ま。ごめんなさいして仕事に行きます。
しかしどうも今回縁がありそうなのは別分野の授産施設です。
興味はあるんですが。
どうしましょう。

運も実力のうちかいな。
ま。そう云うことで。
これで3月東京行けるー!(結局ソレかい)

…いやそれよりも先にアレをだな…。

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