電話。

2003年11月15日
苦手なものの一つ。
今でこそ携帯電話なんてものを持ってるが、それは緊急連絡用というのが理由の半分を占めるのであって、かなり所持するのを迷った覚えがある。…例えば公衆電話の見当たらない道で車が立ち往生してしまった時助けを呼んだりだとか待ち合わせの時間にどうしようもなく遅れてしまったりだとか相手が見つからなかったりだとか。そういう時の為に所持している訳で。

知らない電話番号には勿論出ない。絶対出ない。
家の電話。
家にいる時は居留守を使うことが多い。
そういえば多い。
昔から多い。

不意に突然鳴り出す電話が怖い。
理由はわからない。
とにかく昔から。

大学に入った頃最初の1年は寮にいた。3階建てのその建物の各階に一台ずつ受信専用の電話があった(掛けるのは玄関近くの公衆電話)。
電話が鳴ると各部屋の誰かがとりに行く。
ほぼ半年、いくら電話が鳴ったとしても私がその電話に出ることはなかった。

発信者が見えない、誰だかわからない相手と直接話をしなければならないというのが異様に怖い。

バイとの面接の為に掛ける電話とか諸々。掛けようと決心して受話器をとって掛ける迄、決心して気合入れて、そうするまでに一体何時間掛かるんだろう。
何故だ。
掛けてしまえば当たって砕けろ(それもどうかと思う)。

そんな理由が半分あって、事務職には就きたくなかった。

ある種の笑い話のような本当の話。


デザートにケーキセットを頼んだら気持ち悪くなった。ケーキなんてやっぱり食べるんじゃなかった…。

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